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ACL法

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  5. 肛門クッション吊り上げ術(ACL法)

ACL法とは

ACL(肛門クッション吊り上げ術)は、札幌石山病院で痔核の治療に使われている手術方法です。

肛門の周りにある「肛門クッション」という部分が下がってきてしまうことで起こります。この手術では、おしりの皮膚を少しだけ切って、痔核、肛門上皮、肛門クッションを引き上げて、固定する方法で肛門クッション吊り上げ術とも呼ばれています。
痔核そのものを切除しないので、術後の痛みが少なく、早く日常生活に戻れるのが特徴です。札幌石山病院での治療成績も良く、再発も少ないと、ガイドラインにも書かれている信頼できる手術方法です。

 

どんな人がこの手術を受けられるの?
この手術は、肛門の周り全体にわたって痔核が広がっている方に特に適しています。

痔核が広範囲に及んでいる場合、通常の手術ではどこを切除すべきか判断が難しく、再発しやすいことがあります。しかし、このACL法であれば、全体をまとめて引き上げることができるため、再発のリスクを減らせます。

ACL法の特徴

01 肛門機能を温存します

痔の治療では、その機能を温存することがとても重要です。肛門クッションを切り取らずに元に戻すので、機能を温存します。
従来の切り取る手術の場合、術後に肛門が狭くなる機能障害が起こる可能性がありました(肛門狭窄など)。ACL法では切り取らないため、こうしたことは起こりません。

02 見た目がきれい

痔核を内括約筋から剥離し、適正な位置に吊り上げて内括約筋に吸収糸で固定します。吸収糸は抜歯の必要のない、いずれ身体に吸収されるタイプの糸を使用します。見た目がきれいで繊細な形成手術です。

03 術後の疼痛(痛み)が少ない

術後の痛みが少ないので、日帰り手術向きです。